【上流階級の闇】金持ちに共通するコトバ「イモラリティー(不道徳)」
皆さんは金持ちに対する人間模様はどんなイメージでしょうか?
おそらくこんなイメージではないでしょうか?
- とにかく嫌な奴
- 自尊心(プライド)が高すぎる奴
- ワンマンプレーしがち
- 下民の生活レベルを理解していない
- 世間の”当たり前”が”当たり前”ではない
- 自分の利益を優先しがち
- 他人の不幸を顧みない
こういったイメージはほぼ正解であながち間違いではありません。
そう、お金持ちは「モラル(道徳)が欠陥している」という事だ。
今回はモラルに欠けている実験とそれらを解消する実験双方をご紹介する。
【上流階級の闇】金持ちに共通するコトバ「イモラリティー(不道徳)」
この研究を発表したのは社会心理学を専攻するポール・ピフ博士。
彼は「お金を持つ人間は論理性バランスを悪くする」と言う。
まずは彼が発表した内容を動画形式で見てもらうとする。
▼お金が人をイヤな奴にする
動画で見て頂いてわかる通り、どのようにお金持ちが人間をダメにしているか?
というのがわかります。それでは動画の流れに乗っ取っていくつか記載していく。
特級階級の人は慈悲の心や同情を忘れ、注意力も欠落し、太りやすい
学生に100組以上のペアに対し、モノポリー(日本だと「人生ゲーム」)を15分間実施。
ルールは以下のような特別ルールを設けた。
▼特別ルールと仕掛け
- 事前にコインを振り片方を得る報酬2倍、サイコロも2回振るというチート
- 机にプレッツェル(お菓子)を設置
事前に「金持ち」になる仕掛けを投じた実験で15分間でこんな変化がありました。
▼実施した際の変化
- 自身のチカラを誇示する非言語な動作(ガッツポーズなど)をするようになった
- 他人(貧乏側)の心境を顧みない発言をするようになった
- 自己利益的な観念が強くなった
- 机に設置したお菓子を多く食べた
- そもそもどういう過程でこうなった?など細かい設定を気にしなくなった
このゲームをまとめると空気を読めない言動をし、自己中心的になり
周りを気にせず、テーブルにあるお菓子を食べまくる…
そう、世間で言われる「THE嫌なヤツ」に変貌してしまったのである。
金持ちは社会的マナーな暗黙ルールですら、無視をする
車は持ち主の社会的ステータスを表す、簡単なアイテムだという事は
我々の共通認識だと思う。しかし金持ちは基本的な法律すら平気で無視する。
そんな車を使った研究でも金持ちほど”自己中”だという事がわかった。
車のランクを高級車から大衆車まで5つのカテゴリーに分け、運転規制を
どれほど守っているのか?をそれぞれのランクで数日間モニタリング。
▼測定方法
- 横断歩道で歩行者が手を挙げているが道を譲るのか?
- 交差点で相手の車を待たず、割り込む車はどれぐらいなのか?
▼実験結果
- 高級車は横断歩道で歩行者を無視する確率は”47%”※全体平均:35%
- 交差点で相手の車を待たず、割り込む確率は”30%”※全体平均:12%
相手の車へ割り込む確率については平均より約2,5倍も多い結果となった。
ちなみに一番ランクが低い車が歩行者を無視する事は1台もなかったという…
横断歩道に歩行者が立っていたら、自然と車は歩行者に譲るもの。
歩行者優先というのは勉強せずとも、理解できるものなのだが…
金持ちほど事情を気にせず貪る”貪欲”な生き物である
金持ちはどんな小さい事柄でも自身の欲に負けてしまう。
”金持ち”と”貧乏”とそれぞれ自覚ある被験者たちにこんな実験を行った。
「子どもたちの”為に”あるお菓子ですが、良かったらどうぞ」と
事前に断った状態でモニタリングを行ったところ
金持ちの人ほど多い量を取り、なんと貧乏の人より2倍の量のお菓子をとった。
モラル(道徳心)は生まれつきではなく、社会的地位などのポジションで決まる
ピフ博士は動画内でその他の研究を発表すると同時にこのように発言している。
「モラルは先天的に培うものではなく、後天的に身に付くもの」
この動画外で行ったピフ博士の研究でこのような研究が行われました。
「自分は社会的地位が高い(裕福)と思い込み行動してもらう」というもの
この研究結果もおもしろく、思い込みが強かった人間(下流層関係なく)ほど
自身の貪欲さが増加し、自己利益な行動を取るようになった。
モラルは自身の地位や立っているポジションで気構えが異なるのです。
【貧富の差が激しい現代だからこそ】道徳は小さい気付きで発見する、答えは社会貢献すること
モラルを改める簡単な行動は非常に簡単。
「自分が権力者だと気付き、自分が社会に対しどういう事ができるか?」
これを考えるという事である。直近のニュースでは最上位階級にあたる
「税金は収入がある奴が払うべき」である。自分ができることを理解した上での
発言でモラルは結局「自分になにができるのか?」そう気付くべきなのです。
【余談】インターネットの世界でもネットモラルは改めるべき
近代文明の発展から相手の顔を見なくともやり取りができるようになった
今、ネット知識の格差による差別も同様の事が言える。
文字で相手を喜ばす事もできるし、批判や中傷で傷つける事もできる。
これはお金を持とうが関係ない、アナタのモラリティは正常か?
その発言の意味とは?相手がどう思っているのか?
善悪問わず、今一度改めて見直してみてほしい。
▼道徳を学べる本