【慰め(なぐさめ)と励ましは高度な技術が必要】ヘコんだ人をどう対応するのが適切?
大切な恋人・知人が凹んでいる時、どうにかして慰めようとしますよね?
どんな慰め方が適切で相応しいのであろうか?
今回は「慰め」をあらゆる状況からの見解と解説、ひとつの研究調査と
どのような対応が適切なのか?探ってみたいと思います。
【慰め(なぐさめ)は高度な技術が必要】ヘコんだ人をどう対応するのが適切?
慰めという行為は非常に難しい。どのような角度で声を掛けたらよいのか?
これがまず念頭に思い浮かびます。
▼慰め・励まし方のパターン
- 熱血コーチのように鼓舞する方がよいのか?
- 主観的な立場になり、相手に共感や同情する方が良いのか?
- 指導する目線で論理的に説いてあげる方が良いのか?
- なにも聞かず只々、一緒にいる方が良いのか?
- そもそも何もしない方が良いのか?
ざっとこんな感じでカテゴライズされるでしょうか?
慰める?励ます?育った境遇・状況でも事象の捉え方は全然、違うということ
例えば一方は貧乏、もう一方は金持ちがいるとしましょう。
二人が身体に影響がなく、他人にも迷惑をかけず車の事故にあった場合は
かなり極端ですが、2人の心境はこんな感じでしょう。
- 貧乏:「事故った…車の修理代どうしよう…生活費…生きていけない」
- 金持ち:「不便だな、車はいつになったら返ってくるんだろう?」
さて、だいぶ偏ってはいるかもしれませんが、どうでしょうか?
貧乏な人は死活問題ですから、この場合は”慰め”になります。
金持ちの人は不便という苛立ちを解消させてあげたいので”励まし”になります。
でもこの車が世界で数台しかなかったら?それだけで”慰め”に変わります。
境遇や状況が違うだけでこれだけで対応の変化があるのです。
”慰め”と”励まし”の判別はそれほど難しい事なのです。
性別によっても対応の変化が求められるということ
男性・女性この性別によっても対応の変化が求められます。
例えばそれぞれダイエットを本気でやっているが一向に変化がない場合だと
一般的だとこのような対応に分類されるかと思います。
- 男性の場合:「デブってるねぇー!いっその事、気にせず食ったらどうだ?」
- 女性の場合:「今で十分、痩せてるよ?そんなに気にしないで!」
男性の場合、このような状況だと親しみの意を込めて、笑いで場を
和ます傾向にあり”茶化す(ちゃかす)”=励まし(はげまし)に分類される。
だが女々しい男には本気でその言葉を鵜呑みにするので傷つけてしまいます。
女性の場合は深刻な問題と捉える傾向にあるので、このようなシーンで
男性の茶化すような態度を取れば無事、「アイツは人の努力を蔑む存在」
「は?意味わかんない!最低男!」など色んなレッテルを貼られ
陰キャからは勇者認定される事でしょう。しかしボーイッシュや
天真爛漫(てんしんらんまん)な性格の持ち主だと男性同様の扱いをした方が
効果的な場合もあります。いや、どうすれば良いんだ!(涙)
「慰め」の研究によってこんな事がわかった(意外な結果)
ウェイン州立大学で行われた「他人を慰める研究」に答えはあった。
対象被験者54名の学生で行われた研究で検証方法としては
- テストで友人が失敗をした話
- 知人が仲間ハズレにあった
など架空となる情報と提示し、96通りのパターンの「慰め方」を実施した。
- 同情心・共感し、優しく声を掛けたり
- 相手の愚痴(グチ)を聴きまくる
- 違う視野・目線になるように説いたり・慰めてみたり
それで被験者に「どれが一番効果が出たか?」という集計をしたところ
なんとビックリ!全く偏りなかった(わからなかった)
なるほど、世間やニュースで見る
「凹んだ人には「◯◯で慰めろ!」」的なものは全て適切な効果ではない!
という事にになる訳で、結局自分でどう打破するのか?
という事が証明された。
それよりもさっきモンストのガチャが爆死したんだけど誰か慰めてくれないか?笑