【脳の錯覚】本当に忙しい?ただの”幻(マボロシ)”じゃない?
「今日も忙しかった…」「なんでこんなに次から次へと仕事が…」
毎日、時間に縛られたり、追われたり感じる人は読んだ方がいい記事になります。
【脳の錯覚】本当に忙しい?ただの”幻(マボロシ)”じゃない?
アナタが日々、感じる”忙しさ”はただの妄想で幻想だけかもしれない。
今回は「現代人の忙しさ」についてまとめた1冊の本から学んでいきたいと思う。
▼今回の議題本
落ち着いて考えてみて忙しさの”原因”って一体ナニ?
忙しさの原因ってなんでしょう?
仕事の業務量の問題?それとも作業の依頼タイミング?短い納期が原因?
もちろんそれらも忙しさを招く要因のひとつだが、最大の要因に
気付けている人は少ない。最大の要因は「脳内のマルチタスク化」である。
▼マルチタスクとは?
マルチタスク (multitasking) とは、複数の作業を同時にもしくは短期間に並行して切り替えながら実行することをいう。
ヒトはやる事を頭で考え、整理をしていく生き物でやる事が多い現代では
常に頭の中に様々な事を考えてしまう。それが忙しさを招く最大の要因である。
この著書の中では「アナタの時間はもっと自由な時間を持っている」と記しており
根拠なども書いてあった。
時代を重ねる事で仕事・業務量が増えた!と思うのは全くの幻想である
IT業界に以前勤めていた会社の上司(58歳)がこう言っていた。
「昔の作業はわかりやすかったが、今の方が複雑で作業の量が増えた」
これは著書の中にも記してあり、アメリカ人の大多数が
「昔より作業量は増えた」と感じているらしいが、一切そんな事はない。
むしろ最新の高い技術のおかげでむしろ世界から業務量が”減っている”のである。
これは行動記録などを用いた研究でも明らかになっている。
現代は今、AI時代に差し掛かっているので当然っちゃー当然である。
ではなぜ人間は「忙しい」と感じてしまうのだろう?
忙しさの最大の要因「マルチタスク」は具体的にどんな事をさすのであろう?
今すでにアナタはこの動作をしているかもしれませんね。
▼マルチタスクと呼ばれる行動(日常・仕事含む)
途中で現在の僕を混ぜましたが、簡単に言うと…
「ながら作業」がヒトの忙しさを引き起こしているという事です。
面白い研究では「マルチタスクはIQを下げる」という事も立証されているぐらいだ!
1度に複数をこなすのは”集中力”が途切れる要因です。
だから作業の生産性も下がり、プレッシャーも増加し、それが不安に変わり
焦りへと繋がり、それがひとまとめになり「忙しい」と認識されてしまう。
”忙しい”=”仕事がデキる人”という考えは捨てた方がよい
時間錯覚による脳内麻痺を理解した後は
よく言われる”デキる人”のイメージである。
なぜヒトはマルチタスク化をする事でかっこよく見えるのか?
それはもう社会の刷り込みで洗脳みたいなものである。
たまに聞く「燃えつき症候群」と呼ばれる人たちは勝手に
「デキる人=マルチタスク」の図式に心が囚われている人が多いという。
真の仕事がデキる人は忙しくなんか決してないし、むしろ他人の力量をちゃんと見て
任せるものは任せて、自分にできる事だけを実践している!
真の効率化とはそういうものである。小手先だけのタイムスケジュール管理なんて
ただの無駄で愚行、もっとひとつのタスク(シングルタスク)を完璧にこなせば良い。
▼本当のデキる人は「なにもしない」
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