【タフネスハート】軍人が実践する鋼の精神の作り方
いかなる環境でも常に精神を保つ事は難しい。特に戦場へ赴く軍人は…
本日は軍人も実践するメンタルトレーニング方法をいくつかご紹介。
【タフネスハート】軍人が実践する鋼の精神の作り方
軍人といえば国を守るため、自分の身を惜しまず任務に捧げる職業。
そんな軍人たちはどういった方法でメンタルを鍛えているのだろうか?
「オプティミストはなぜ成功するか」で有名な心理学者マーティン・セリグマンによる
米軍用のメンタルトレーニングにその答えはあった。
博士によれば、豆腐メンタルを鍛錬するには「心の柔軟性」とやらが必要みたいで
「気持ちが折れてしまうのは、しょうがない事でそんな事よりも
折れた気持ちを修復する方にいかに心力を注ぐのか?」を考えるのが重要!
と唱えております。それでは早速、具体例に沿って説明していく。
とりあえず良くない事が起きても”解釈次第”でどうにかなる
まずは新人たちには「楽観的な思考法」を植え付けるみたい。
例:嫌な事が起きても、それは”一時的”なもので人生においては小さい出来事
このような考え方を基礎として楽観主義な思考が重要としているようだ。
この楽観的思考を植え付ける方法として「ABC思考法」を実践に取り入れる。
▼ABC思考法
起こったことに対しての受け取り方次第で気持ちは変わるという点は
心理療法の基礎的なテクニックです。
ABC理論をサラリーマン風にするとこんな感じでしょうか?
▼ABC思考法(実践編)
- A(Activating event)=上司から罵られた
- B(Belief)=もうこんな仕事は自分には不向きだ
- C(Consequence)=そうだ転職しよう
これが実践バージョンをABC化したもので簡単に表現するとこんな感じです。
だけども、このAの部分をどう解釈するか?
もしかすると自分を成長させる為に言っているのかもしれない…
僕がイケメンだから嫉妬して言っているかもしれない…などと
ポジティブな解釈が重要らしい。解釈の例えがアホみたいな発想ですまん笑
「常に最悪を想定する」ではなく、その最悪にどう対抗するか?という考え方
災害や救助シーンなどよくある故に世間的に「常に最悪のケースを考える」という
思考は博士的には相応しくないとし、「その最悪なケースに対抗すること」が
精神を鍛える為の手段としている、博士の正しいメンタルトレーニング案としては2つ
- その「最悪なケース」はどこまで正しいことなのか?
- その「最悪なケース」は現実的に起こり得ることなのか?
2つを徹底的に自問自答を繰り返す。
妄想と現実の区別を理解し、ABC思考法の「B」の部分を徹底することで
本当は選択したくない「C」を選択してしまっている事に気づく為らしい。
それではここで1つテストじゃないが、みっちり考えてみてほしい。
▼(例題)2つの例を挙げます。アナタが思うB(Belief)を自分の言葉で埋めてみて
【例①】
・A(上手くいかない状況)
アナタは彼女にプレゼントを渡したが、相手は「…うん。ありがとう」と
いつもよりテンション低めで返事をした。
・B(あなたの思いや信念)
アナタは(______________________________)と思った。
・C(結果)
アナタは「こんなプレゼントは嬉しくなかったんだ…」と彼女との間に溝ができた。
【例②】
・A(上手くいかない状況)
アナタは彼女にプレゼントを渡したが、相手は「…うん。ありがとう」と
いつもよりテンション低めで返事をした。
・B(あなたの思いや信念)
アナタは(______________________________)と思った。
・C(結果)
アナタは「昨日は風邪って言ってたし、体調が悪いんだな!お粥を作ってあげよう」と
家に帰ってから、彼女に消化によい食べ物を作ってあげた。
さて、どうでしょう?「B」の考え方によって
「C」の動向が変わるのがわかりますか?AとCの結びつきは対して重要ではない。
Bさえ変わればCはいつだって変えれるという事です。
感謝と寛容な気持ちを大事にする
心理学でもよく「感謝の気持ち」で幸福度が変わる。
この考えは軍隊でも同様らしく、少しだけの良い事でも徹底的に”感謝をする”という
トレーニングが行われている。カラダを鍛えるだけではないんですな!
まとめ
まとめとしては軍人であろうが、一般人であろうが心理療法・認知療法などに
あまり大差はなかったが、結局このような取り組みを真剣に行えているか?
そうではないか?というシンプルな答えという事で決着。
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